ゆうちょ銀行が提携する電子決済サービスで、ゆうちょ銀行の口座から不正な引き出しが確認された問題で、ドコモ口座以外のサービスでも不正引き出しがあったことがわかりました。
現在ゆうちょ銀行が提携している電子決済サービスは12社で、ドコモ口座以外にも5社で不正な引き出しが確認されたということです。
ゆうちょ銀行が提携している電子決済・即時振替サービス、不正引き出しが確認されたサービスをまとめました。
またそれぞれの被害確認方法や、サービス停止・口座凍結方法を解説します。
電子決済サービスを利用している人はまず確認、不安がある人は利用停止などの対処をして被害を免れましょう。
ゆうちょ銀行提携の不正引き出しが確認された即時振替サービス一覧
現在ゆうちょ銀行が提携している電子決済即時振替サービスの一覧です。
どのサービスも電子マネーへのチャージやリアルタイム決済などからの引き落とし口座としてゆうちょ銀行を指定するサービス内容です。
ゆうちょ銀行以外の銀行口座からも不正引き出しの被害が確認されていますが、現時点で被害が最も大きいのがゆうちょ銀行だとされています。
不正引き出しの被害確認・口座停止方法も
もしもあなたが上記の電子決済サービスを利用していて、ゆうちょ銀行の口座と紐付けていたのなら、預金を不正に引き出されていないか不安になりますね。
ドコモ口座・Kyash・Paypayでは被害があったと公表し、サービス提携停止などの措置が取られているものの、その他のサービスでは被害の有無が未公表であったりサービスの提携は継続されたままとなっています。
被害があってからの公表やサービス停止では対応が遅い気もしますね。
自分の財産は自分で守らなければならないということです。
例えばpaypayではまずチャージ用の銀行口座を登録しなければ「paypay残高」での支払いができないので、ほとんどの方が銀行口座を登録していると思います。
私も銀行口座を登録していたので、即「無効」切替をしました。
とても簡単なやり方なので、自分はゆうちょ銀行じゃないから…とか思っていないで被害に遭う前に無効にしておきましょう。
paypayメニューの【支払い管理】をタップ登録済みの銀行口座のカードをタップ【無効にする】【削除する】のどちらかをタップ
これだけです。
私が登録している銀行ではまだ被害が確認されていないので、一応【無効】にしておきました。
無効と削除は同じような対応内容だと思われます。
不正な引き出しがないかどうか確認するには口座残高の確認や通帳記入が一般的で一番手っ取り早い方法と言えるでしょう。
ドコモ口座はメールアドレスだけで本人認証するやり方で、本人確認のセキュリティーが甘過ぎたことが今回の不正引き出し事件を引き起こしたと言われています。
今回の不正引き出しが最も多いのが「ドコモ口座⇔ゆうちょ銀行」の組み合わせですが、
「paypay⇔ゆうちょ銀行」・「Kyash⇔ゆうちょ銀行」
「ドコモ口座⇔七十七銀行」・「ドコモ口座⇔中国銀行」
でも被害が確認されています。
電子決済サービスと銀行口座を紐付けている方は、被害が既出しているかどうかにかかわらずサービスの連携を削除した方が良いかもしれません。
ドコモ口座での入出金の確認方法は、
ログイン後、メニュー画面で「入出金明細」を選択
「詳細」を選択
→詳細画面にて直近1年間の入出金歴を確認できます。
電子決済・即時振替サービスゆうちょ銀行以外の被害銀行
ゆうちょ銀行を登録しているドコモ口座からの不正引き出しが多く確認されていますが、
実は不正引き出しが確認されたのはゆうちょ銀行だけではありません。
9日時点で被害が確認されたのは、七十七銀行(仙台市)、中国銀行(岡山市)、東邦銀行(福島市)、鳥取銀行(鳥取市)、滋賀銀行(大津市)、紀陽銀行(和歌山市)、イオン銀行、ゆうちょ銀行、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)、みちのく銀行(青森市)の10行。さらに被害が広がる恐れもあり、ドコモは10日から連携する35行全ての口座の新規登録を停止することを決めた。
引用:毎日新聞
ドコモ口座はゆうちょ銀行以外からの不正引き出しを確認し、連携するすべての口座の新規登録を停止しています。
※すでに紐付け・登録している口座を停止にしているわけではないので、ドコモ口座と銀行を連携している人は速やかに連携を削除したほうが良いかもしれませんね。
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