こんにちは。umiです。
飽食の現代、食べ物の心配をすることってあまりないですよね。
スーパーやコンビニでは冷凍食品やお総菜が常に並んでおり、忙しいママも大いに助かっていることでしょう。
しかし最近では3食きちんと食べていても、栄養が足りていないなんて現象が多く起きています。
うちの子は嫌いな物ないし、残さずご飯を食べてるから大丈夫でしょう
と、安心するのは落とし穴です。
きちんと食べているけれど、カロリーばかりが足りていて、栄養不足の状態のことを新型栄養失調と言います。
子供に限らず、若い人からお年寄りまで幅広い年代で、老若男女問わず増えています。
今回は子供の栄養不足の症状や対策などについてまとめてみました。
新型栄養失調 子供が栄養不足の時の症状
新型栄養失調とは、健康な身体を維持するための栄養が不足している状態のこと。
栄養が足りていないと、身体の至る所に不調をきたします。
子供の場合は成長に関わる重要事項なので、ぜひ注意深く観察してみてください。
心身の発達の遅れ
子供の身体は日々成長していきます。
一ヶ月で身長が2センチも伸びてる!なんてざらですね。
靴も直ぐにサイズアウトしてしまいます。
しかし、その成長の為に使う栄養が足りていないとなかなか体重が増えなかったり身長が伸びなかったりする時期が続いてしまいます。
母子手帳には身長と体重の成長グラフがついていますね。
一ヶ月に1度はチェックしてみましょう。
推奨される平均値と同じくらいのペースで成長できていますか?
また、栄養が不足していると脳や神経の発達にも遅れが現れます。
身体の成長と共に運動能力や思考能力も成長していきますが、ここにも影響がでます。
粘膜や皮膚が荒れやすくなる
口内炎が出来やすくなったり、爪がボロボロ、ささくれが多いなども栄養不足の症状の1つです。
タンパク質やビタミンなど、食事から摂れるはずの栄養が足りていないのが新型栄養失調の特徴です。
免疫力の低下
栄養が十分に足りていないと、身体の免疫機能がきちんと機能しなくなります。
すると、風邪を引きやすかったりウイルスなど感染症にかかりやすくなってしまいます。
極端に免疫機能が低下すると、アレルギーを発症してしまうことも。
筋肉が発達しない
子供が極端に疲れやすかったり、転びやすいことを気にしたことはありませんか?
風邪の引き始めや病み上がりはともかく、体調が良いときも続くようならば子供の栄養状態を気にしてください。
タンパク質やカルシウムが不足すると筋肉の発達を遅らせてしまいます。
筋肉が発達せず、疲れやすい状態が続くと無気力になってしまう子供もいます。
栄養不足の原因
食べ物に困らない飽食の時代になぜ栄養不足に陥ってしまうのでしょうか。
あなたと子供の生活に以下の原因が考えられます。
菓子パンやスナック菓子を日常的に食べ過ぎている
おやつや朝食のとき、菓子パンやスナック菓子を与えすぎていませんか?
朝は忙しいからと、食べやすくて比較的満足感が得られる菓子パン。
どこでも買えて美味しい味の濃いスナック菓子。
これらはカロリーと脂質がほとんど。
子供がもっともっととほしがる味付けですが、完全な嗜好品ですので避けた方が良いでしょう。
朝食や間食の代わりにと食べ過ぎると完全に栄養不足です。
きちんとした食事の時間にお腹が空かず、肝心の栄養を摂取できなくなってしまいます。
炭水化物ばかり食べている
ラーメン、パスタ、うどん、丼物やチャーハン・・・
炭水化物メインの食事ばかりだともちろん栄養は偏ります。
白米や小麦は、玄米や全粒粉から栄養を削ぎ落として精製した物です。
カロリー高めでお腹はふくれても、麺料理や丼物ではビタミンやミネラルなどの栄養が摂取しにくくなります。
ジャンクフード多め
ハンバーガーやフライドポテトなどのいわゆるジャンクフード。
手軽で美味しくてボリュームもありますが、食事代わりに日常的に食べていると栄養不足の危険が。
ジャンクフードは美味しくてお腹いっぱいになるようには作られていますが、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養が一切足りていません。
嗜好品としてたまに楽しむくらいなら良いですが、日常的に食べるのは辞めましょう。
まとめ 栄養不足を回避するために気を付けること
栄養不足の解消にはしっかりと栄養を摂ることが1番大事ですが、サプリメントなどに頼らず日々の食事からしっかりと栄養を摂りたいですね。
子供ならばなおさらです。
バランスのよい食事を心がけるならば昔ながらの和食のスタイル、一汁三菜を常に頭に入れておきましょう。
一汁三菜とは、ご飯の他に主菜・副菜・小鉢・汁物で構成された献立のことです。
品数が多ければ必然的にたくさんの栄養を摂れることになります。
毎日何品も献立を考えるのはとっても難しいですが、少しでも多くの食材を使う事を念頭に食事作りをしてみましょう。
たとえば、ごまや海苔をかけて使う食材の数を増やしたり、色々な色の食材を使うと良いでしょう。
色のバランスがよい献立だと、必然的に栄養のバランスも良くなります。
主催に使うタンパク質は、肉・魚・卵・大豆などがありますが、これらをローテーションして献立を考えると良いでしょう。
同じ食材ばかり食べていても栄養が偏ってしまいます。
今日はお肉がメインだったから、明日は魚を食べよう。
など、数日単位でたくさんの種類の食材を使うと良いですね。
また、子供のおやつですが、市販されている甘いお菓子やスナック菓子では栄養を摂ることができません。
おやつというのは、食事と食事の間に栄養を補うことが目的なので、与えるものには十分注意したいですね。
果物や芋、ナッツなどがおやつにオススメです。
焼き芋やトウモロコシなどの季節に応じたおやつも、食育にもなり適しています。
現代は親も子も忙しくて栄養が偏りがちになってきています。
全て完璧にするのは難しいかも知れませんが、おやつの内容を変えたり和食を意識した献立を考えると必然的に栄養状態も改善されていくでしょう。
子供の健やかな成長のためにも、できることから初めてみましょう。
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