みなさんこんにちは!
とつぜんですがうちの子にはある特徴があって、ずっと気になっていたんです。
子供が朝起きて私にかけよってくるやいなや・・・
なんか臭う!
一生懸命おしゃべりするかわいい口から・・・・
なんか臭う!
そう、口臭です。
ちゃんと歯みがきしているのに、立派なおじさんと同じくらいキツイ臭いを放っているのです。
子供だから本人は気にしていないけれど、女の子なので後々がとても心配・・・。
なのでさっそく子供の口臭について調べてみました。
生理的口臭と病的口臭
子供の口臭の原因は、身体的な物による生理的口臭と、病気が原因の病的口臭に分けられます。
これらの原因と対策はなんでしょうか。
原因を照らし合わせ、お子さんがどちらになるのか診てみてください。
生理的口臭
舌が白くなっていたり、寝起きの口臭がキツイなどは生理的口臭にあたります。
それぞれの原因と対処法はこちら↓ ↓ ↓
虫歯や歯周病
虫歯にはミュータンス菌という菌が独特の臭いを発生させます。
歯みがきがきちんと出来ていなかったり、歯並びが悪いことで歯の隙間に食べかすなどが残ったままになってしまいます。
これが歯垢や歯石となり、臭いの原因にもなります。
虫歯を防ぐために、歯みがきの習慣を付けたりダラダラ食べや甘い物の摂り過ぎにも注意しましょう。
口呼吸の癖がある
きちんと歯みがきをしてから寝る習慣で、虫歯もひとつもないのに朝起きたら口臭がキツイ・・
そんな子は口呼吸になっていませんか?
寝ているときだけでなく、遊んでいたりぼーっとテレビを見ているときなど、ぽかーんと口が開いていることありませんか?
口呼吸になると。口の中が乾燥します。
子供は本来唾液の量が多く、口内の自浄作用が活発ですが、口呼吸が癖になっていたり唾液の量が少ない子供は、この自浄作用が低下してしまいます。
自浄作用が低下すると、雑菌が繁殖しやすくなり口臭の原因となるのです。
また虫歯や歯周病の進行を助けてしまうことにもなります。
心当たりがある方は、水分をとり舌を良く動かしたり口を閉じて呼吸することを意識してみましょう。
口呼吸のトレーニングはおしゃぶりが有効です。
舌が白く汚れている
お子さんの舌を覗いてみてください。
舌の表面が白く汚れていませんか?
これは食べかすや剥がれ落ちた粘膜に雑菌が繁殖した物で「舌苔(ぜったい)」と呼ばれます。
これを放置していると溜まった汚れが異臭を放ちます。
本来ならば子供は唾液量が多いので、自然に唾液で洗い流されますが、唾液量が少なかったり免疫力が低下していると、この自浄作用が機能しなくなってしまいます。
結果、汚れが溜まり臭いを放つようになるのです。
歯ブラシなどでゴシゴシと擦ってしまうと、舌を傷つけ新たなトラブルの原因になってしまいます。
ストレス
ストレスと口臭ってなかなか結びつきませんが、これも唾液が関係しています。
人の身体はストレスを感じると唾液の分泌量が著しく低下してしまいます。
そうすると口内が渇き、自浄作用の低下や虫歯の進行を促してしまい、これらが口臭の原因になるのです。
子供は緊張状態が長く続くだけでも強いストレスを感じます。
子供のストレスは身体に現れやすいですから、日頃から精神面も気を付けてみてあげると良いでしょう。
膿栓
膿栓とは文字通り、膿が固形となり栓をしてしまっていること。
臭い玉とも呼ばれます。
小学生の時に流行った匂い玉とは違いますよ!!
口を大きく開けたとき、扁桃腺のあたりにポツポツと粒がついていたら、それです。
くしゃみをすると飛び散ってきたり、咳をした際に痰と一緒に出てくることがあります。
膿が固まっているものなので、それは強烈な匂いになります。
これが喉の奥にたくさんついていると、そこを通って呼吸をしますから息は必然と臭くなるのです。
病的口臭
よく、胃の調子が悪いと口がクサイなんて言いませんか?
子供も身体の不調の時は口内トラブルとなって知らせてきます。
本人が自覚していない場合もあるので、口臭が気になったら調子が悪いところがないか気にしてあげてくださいね。
鼻炎・蓄膿症
アレルギー性の鼻炎や副鼻腔炎、蓄膿症などを発症していると口ではなく鼻の奥からの臭いが原因の口臭となります。
鼻の粘膜に傷がつき、炎症を起こした状態を放置していると膿が溜まります。
この膿がキツイ臭いの原因となるのです。
鼻の奥に原因がある口臭は、他人が気付くより早く本人に自覚症状がある場合が多いです。
しかし、子供ですからそれを言い出すことができないケースが大半です。
鼻炎などの鼻づまりは必然的に口呼吸となってしまいます。
発熱時
熱があるときは、口内の温度も上昇し唾液の分泌が抑制されたり、乾燥しやすくなっています。
さらに免疫機能も低下している状態になるので口内に雑菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。
ということは口臭がキツくなるということですね。
子供の様子が元気に見えても、いつもはない口臭が気になったら風邪を引いている可能性が高いです。
子供の健康状態を把握する手段にもなりますね。
また、体調を崩してお腹の調子が悪いときも口臭を感じやすくなります。
これは腸の中の病原菌や悪玉菌が、善玉菌より勝ってしまうと臭いの元となるガスを発生させます。
これが腸内で吸収され、呼気に混ざり口臭となるのです。
基本の口臭予防
子供の口臭にはいろいろな原因がありますが、基本的には以下の点をしっかりと抑えて予防していれば心配いりません。
日頃からしっかりとケアをしているのに口臭がする場合は、お子さんの体調等を気にかければいいので、お子さんの健康をしっかりと把握できますね。
歯間ブラシを使う
子供が歯みがきをしたあとの、親による仕上げ磨きは10~11歳頃までは続けた方が良いといいます。
乳歯から永久歯へ生え替わるタイミングだと、歯並びがまちまちになり磨き残しが多くなってきます。
そんなとき役に立つのが歯間ブラシです。
子供用の小さくて柔らかい物が市販されているので、家に常備しておくと良いですね。
鼻呼吸の練習
口呼吸は口内が渇くことによる口臭の原因となります。
言葉が分からない赤ちゃんの頃はおしゃぶりをすると効果的です。
言葉が分かる幼児以降になると、根気は要りますがしっかりとその都度声をかけるようにしましょう。
また慢性的な鼻炎にならないよう、鼻水が出たときはきちんと鼻をかみ、鼻水は飲み込んではいけないことを根気よく教えましょう。
水分補給
こまめに水分をとることで口の中が渇いてしまうのを防ぎます。
子供は言われないと水分補給しないことが多いので、熱中症の心配がないような秋や冬でもこまめに水分を取ることを教えましょう。
舌のトレーニング
「あいうべー体操」をご存じですか?
口を大きくあけて「あー」「いー」「うー」「べーーーー」と、最後に思い切り舌をべーっと出します。
口周りの筋肉が発達し、口が開きっぱなしになるのを防いだり唾液の分泌に繋がります。
まとめ 子供の口臭放っておかないで!
子供の口臭を放っておくと、前述の鼻炎や病気の発見が遅れたり、虫歯や歯周病などが進行したりします。
歯並びが悪くなったり、自分の口臭を気にしての心身症などに繋がったりします。
ただ「歯みがきが不十分なんじゃないの?」なんてのんきに見逃さないでください。
子供の口臭は身体の不調のサインです。
それを見逃して子供に「あなた口臭キツいわよ」なんて軽率に伝えると・・・
さほど気にならない程度の症状だとしても本人だけが「自分は口臭がキツい」と思い込んでしまい、ショックを受けてしまいます。
これを「自臭症」と言い、心身を病んでしまうことにもなりかねません。
子供の口臭が気になったとき、本人に指摘するのではなく、親が子供がどこか調子が悪いところはないのかと気にかけて、適切なケアを行うようにしましょう。
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