皆さんこんにちは、umiです。
切り干し大根や干し椎茸などの干し野菜は、旨味や栄養がギュッと詰まっていてとってもおいしいですよね。
ピクルスや酢漬けはフレッシュな野菜の食感が長く楽しめるよう工夫された保存食です。
その年の天気などによって左右される作物の収穫量によって、野菜などの値段は激しく変動します。
なるべく安いときに買いたいものですが、冷蔵庫に入れていてもあまり長くは保存しておけません。
季節になると、ご近所や親戚からたくさん野菜を贈られてくるも、消費しきれない人も多いのでは?
今回は簡単にできて、おしゃれに保存しておける、保存食をご紹介します。
おしゃれな瓶に入れておけば、作るのも食べるのも楽しみになりますね!
乾燥させて作る保存食
使いかけの野菜が腐りそう!そんな危機を感じたら、干してしまいましょう!
特に帰省や旅行前、予定外の外食が続いたとき、冷蔵庫をスッキリさせたいとき、使い切れない野菜が出てきたら干してしまいましょう!
干し野菜を作るときのポイント
- 表面積を増やすようにカットすると、乾きやすい
- 天気の良い日や乾燥している日を選んで干す
- アクの強い野菜(レンコンやゴボウなど)は酢水に晒してアクを抜くと仕上がりの色がキレイ
- 葉物はさっと茹でて、水分を絞ってから干すと乾きやすい
- 網やザルなど、上下から風が通る入れ物を使う
- 必ずしも外に干さなければいけないわけではない。湿気が少なく風通しの良い場所なら室内でもOK
- 外に干している途中、雨が降ってきたら室内に移動
- カサが多くてザルに山積みになってしまっても大丈夫。時間はかかるがちゃんと乾きます
- 気付いたときに上下を返すなど風通しを良くしてあげると良い
オススメの干し野菜
余りがちで干し野菜に適した野菜と、作り方をご紹介します。
大根・にんじん・ゴボウなどの根菜
千切り・いちょう切り・輪切り・ささがきなど好きな形に切ります。
大根は水分が多いので、カラカラに干すとかなり体積が小さくなります。
市販の切り干し大根は、大根を1センチ幅の拍子切りにしたものを干して、あの形になるんです。
大根を千切りにする場合は少し太めでも大丈夫!
基本的に皮は剥かなくても大丈夫ですが、にんじんは皮が黒くなりやすいので気になるようなら皮を剥いても。
レンコンやゴボウなどはアクが強く、黒くなりやすいので酢水にさらし、水気を拭いてから干しましょう。
しいたけ・しめじ・まいたけなどのキノコ類
しめじやえのき、まいたけなどは石突きを取ってバラバラにほぐしてから干すだけでOK。
しいたけやエリンギなど、厚みのある物はそのまま干しても良いですが乾燥するのも戻すのも時間がかかります。
薄くスライスしてから干すと乾きも早く、使い勝手も良いですよ。
料理名:干しきのこ
作者:まめもにお
■材料(2人分)
椎茸 / 10枚
えのきだけ / 1袋
しめじ / 1パック
☆その他、どんなきのこでもOK /
ざる / 大1個
■レシピを考えた人のコメント
きのこは干すと、栄養や香りが格段に増します。干した後にジップロックで空気を抜いておけば、日持ちもして保存食として役立ちます。
白菜・きゃべつ・ほうれん草などの葉物野菜
葉物野菜は乾燥してもカットがしやすいので、一枚ずつ剥がして干すことができます。
もちろん、その後に使いやすいようにカットしてから干してもOK。
1度茹でてから干すと、早く乾きます。
白菜やキャベツなど、丸ごと買って使い切れない分は乾燥させるとお得ですね!
長ネギはその後鍋に入れたり味噌汁に入れたりすることを考えて、カットしてから干すと良いですね。
料理名:干し白菜
作者:tomorin715
■材料(3〜5人分)
白菜 / 干したいだけ
■レシピを考えた人のコメント
お天気のよい日に!
フルーツも干せる!
フルーツを干すとドライフルーツになります。
中でもリンゴやキウイは手に入りやすく手軽に挑戦できます。
無農薬のレモンが手に入ったら是非挑戦したいドライレモン。
デトックスウォーターを作ったり、いつでもレモンティーが楽しめます。
足が早いイチゴは1度砂糖で煮てから天日干しします。
少し手間はかかりますが、とっても美味しいドライストロベリーになります♪
塩漬けにして作る保存食
世界中で知られている食材の保存方法が塩漬けです。
食材の水分を抜くことで保存性が高まり、傷みにくくなります。
長期間の保存で、旨味が増しマイルドな味になります。
塩漬けにすると美味しい食材
塩きのこ
安価で手に入りやすく、どんな料理にも加えることができる塩きのこはぜひ作って欲しい一品です。
オリーブオイルと合わせると美味しいパスタソースに。
レモン果汁やビネガーと合わせて自家製きのこポン酢。
おひたしやサラダと相性抜群ですよ。
Comment
きのこが沢山手に入ったときや残ってしまった時、塩漬けにしておくと便利です。さっと塩抜きして炊き込みご飯にしたりパスタにしたり。保存食として是非漬けてみてください
塩レモン
数年前よりブームになった塩レモンは万能調味料。
熟成させるとレモンの酸味がまろやかになり、そのままでも食べられるほどに。
発酵させることでチーズのようなじんわりとした旨味を楽しめます。
肉料理の下味に使うと驚くほど柔らかく仕上がりますよ。
魚料理の仕上げや、サラダにもよく合います。
Comment
国産のレモンと粗塩を寝かして作る調味料(塩レモン・レモン塩)です。作ってから1週間で使えますが、長く使うと塩辛さがだんだんまろやかになっていきます。
塩トマト
塩漬けにしたトマトは熟成されると、さわやかな酸味に甘み、旨味が凝縮され絶品に!
オイルと合わせてドレッシングにしたり、マヨネーズと合わせると簡単に美味しいソースになります。
魚や肉料理に添えたり、パンに乗せて食べるのもオススメ!
Comment
トマトに10%の塩を入れて塩漬けにしました。作ってから2週間ぐらいで調味料として使えます!パスタ、チャーハン、うどん、カレー、お肉の下味、ドレッシングやソース、トッピング、おにぎりの具などなど… いろいろ使えます。
塩豆腐
豆腐を塩に漬けることで水分が抜け、ねっとりとした食感になります。
モッツァレラチーズを思わせる感覚ですが、チーズとは違いとってもヘルシー!
いろいろな料理に使えます。
サラダに入れたり、カプレーゼ風にトマトとバジルと合わせるのがおすすめです。
料理名:塩豆腐
作者:koko0730
■材料(2人分)
絹豆腐 / 1丁
塩 / 小さじ1
■レシピを考えた人のコメント
塩豆腐の作り方を詳しく載せています♪あと、食べ方アレンジもいろいろ載せてます♪
大葉の塩漬け
買ってもすぐ黒く変色してしまう大葉は、塩漬けにしてしまいましょう。
しっかりと塩でフタをすることで酸素を遮断し、変色を防ぎます。
いつまでも色鮮やかな大葉を楽しむことができ、大葉の香りが移った塩も絶品です。
Comment
日持ちが良くない大葉の保存方法!写真は、2週間以上前に作って温保存したもの。色や香りも驚くほど残っています☆お野菜、魚介類、肉類、パスタなどと和えて楽しめ、保存しておくと便利。
塩ニンニク
にんにくをただ塩に漬けるだけでなく、お酒を加えるのがポイントのレシピです。
お酒ににんにくの香りがしっかり移るのがおいしさの秘訣。
熟成させると、にんにくの辛みも和らぎます。
なんだか物足りない料理の味付けに一役買うこと間違いなしです。
塩にんにく☆にんにくの塩漬け☆長期保存 by ハートフルキッチン麗
バジルの塩漬け
大葉同様、変色を防ぐために塩漬けにします。
バジルと塩を一緒に茹でたパスタに和えるだけでも絶品ですよ♪
Comment
みいさんが重宝しているバジルの保存方法といえば「バジルの塩漬け」♪ 友人たちからも大好評です☆今年も作りました。
砂糖漬けにして作る保存食
砂糖に漬けると塩同様、酸素を遮断することによって劣化を防ぎます。
季節になるとたくさん採れるフルーツなどがオススメです♪
果実から美味しいエキスが出て、絶品シロップになりますよ。
また、砂糖で煮ることでより長期の保存も可能です。
イチゴジャム
イチゴを砂糖で煮るとイチゴジャムに。
赤色が濃くて酸っぱい苺はジャムにぴったりです。
こちらのレシピでは、ジャムと苺シロップが同時に出来ます。
Comment
苺が赤みを増して、酸っぱくなる季節。この時期の苺は、シロップを作るのに最適ですね。色の濃い苺からは、鮮やかなあか色のシロップができます。アイスやヨーグルト、クリームにと、色々かけて楽しめますね。冷凍しておけば、これからかき氷のシロップにも使えますよ!
レモンの砂糖漬け
国産のレモンがたくさん手に入ったら、砂糖漬けにして長期保存しましょう♪
皮ごといただける国産のレモンはとっても香りが良いですよ。
こちらのレシピはレモンティーにぴったりの甘さです。
料理名:青レモンの砂糖漬け
作者:つぬきち
■材料(400g分人分)
青レモン / 約100gx2個
上白糖 / 200g
■レシピを考えた人のコメント
写真は一ヶ月以上おいたものです。ハチミツレモンより甘さがキツイですがレモンティーにすると程よい甘さでおいしいです。
ゆずの砂糖漬け
寒くなってくると木にはたわわに実るゆず。
庭先に木を植えていたり、たくさんいただく機会も多いのでは?
そのまま食べるのには酸っぱいし、料理の添え物にするにはなかなか消費できません。
ゆずには風邪を予防する成分がたっくさん含まれているので、砂糖漬けにして保存しましょう。
あたたかいお湯を注いでゆず茶にするのがオススメです。
料理名:風邪予防には、ゆずの砂糖漬け
作者:海風1202
■材料(約10人分)
ゆず / 2個
砂糖 / 大さじ3~5
■レシピを考えた人のコメント
ゆずは、ビタミンC、クリプトキサンチン、クエン酸がたくさん含まれています。
クリプトキサンチンは、粘膜を守る働きがあるんですよ。
梅の砂糖漬け
季節になるとたくさん出回る青梅はその季節にしか手に入れることができません。
たくさん仕入れてまとめて砂糖漬けにしましょう。
冷暗所での保存で長期の保存が可能ですが、あたたかい所での保存になる場合は発酵してしまう可能性も。
このレシピに100mlのお酢を加えると発酵を防ぐことができます。
夏ばてに最適の梅シロップが出来上がります。
料理名:梅シロップ
作者:楽天出店店舗:アンジェ web shop
■材料(3L人分)
青梅 / 1kg
氷砂糖 / 1kg
■レシピを考えた人のコメント
季節の青梅を使いシンプルに仕上げた梅ジュースです。
ソーダ割り、ロックで美味しくいただけます。梅酒の季節に一緒にどうぞ。
ショウガの砂糖漬け
ジャム同様、砂糖で煮る砂糖漬けです。
ショウガのぴりっとした辛さがアクセントになり、なんともやみつきなおやつになります。
何度も茹でこぼすのと、じっくり煮詰めるのが美味しいショウガの砂糖漬けにするためのポイントです。
料理名:砂糖菓子
作者:solala130
■材料(作りやすい人分)
新生姜 / 300g
白砂糖(生姜に対して60~80%) / 240g
グラニュー糖(仕上げにまぶす分) / 適量
■レシピを考えた人のコメント
色々な作り方も試しましたが この方法が一番おいしくできました。一番の自信作です☆
オイル漬けにして作る保存食
オイルに浸けることによって空気に触れるのを遮断するので保存性が高まります。
また、漬けた素材の香りや旨味がオイルに溶け出すので、オイルごと料理に使用できるのもいいところです♪
半端に余った食材を気軽に漬けられるのも手軽でいいですね。
身近な食材でできるオイル漬け
干し野菜のオイル漬け
干した野菜はそれだけでも保存食になりますが、それをさらにオイルに浸けることによって旨味を引き出します。
そのまま茹でたパスタやうどんに絡めることのできる美味しいソースになりますよ。
肉料理や魚料理に添えるだけでも立派な付け合わせに。
自家製ツナ
ツナって実は自分で作れるんです。
とっても簡単な上に、余ったお刺身の活用方法としても使えるので、覚えておくとよいですね♪
自家製のツナは市販の物に比べて塩気や形、大きさを好きなように調節できるので活用の幅も広がります。
ささみのオイル漬け
ツナを漬ける要領でささみを漬けると、しっとりとジューシーな仕上がりに。
ツナやハムのようなあると便利な万能ストックになります。
スパイスやハーブを多めにすればそのままで美味しいおつまみになります♪
玉ねぎのオイル漬け
こちらは新玉ねぎのレシピですが、普通の玉ねぎでもOK。
醤油やお酢を加えると、ドレッシングやお浸しにもよく合います。
肉料理のソースにアレンジするのもオススメです。
作者:HaruPlants
■材料(大量人分)
新玉ねぎ / 500g
塩 / 大2
ブラックペッパー / 大1/2
サラダ油 / 300cc
■レシピを考えた人のコメント
新玉ねぎのおいしい季節ですね(*^^*)オイル漬けは作っておくと何かと便利です!これを利用したレシピも掲載する予定です(^^)/
チーズのオイル漬け
使い残してしまったチーズはカビが生えてしまう前にオイルに浸けて保存しましょう。
そのままお酒のお供に、パンやバゲットと合わせても美味しいです。
ベビーチーズのオリーブオイル漬け by Cherrybaya
にんにくのオイル漬け
ニンニクをオイルに浸けておくと、香りがオイルに移り絶品のガーリックオイルに!
いつもの炒め物がランクアップします。
お料理の仕上げにかけるのも良いですね。
作者:mari *
■材料(作りやすい量人分)
ニンニク / 1房分
オリーブオイル / ひたひた
■レシピを考えた人のコメント
ポイントは弱火でじっくり!
ニンニクもオイルもおいしくなって一石二鳥♡
保存食に適したおしゃれな瓶
保存食を保存するのには瓶がおすすめです。
密閉度が高く、臭い移りも少ないです。
常温で保存できる物はおしゃれな瓶に入れて並べておくだけで、料理上手なおしゃれキッチンに!
それぞれの画像をクリックで商品ページに移動できます。
WECKウェック
ドイツ生まれのガラスキャニスターブランドです。
インテリア通販やショップ、雑貨屋さんなどで見かけることが多いのでは?
苺のロゴマークがキュートで、密閉保存も手軽に出来ます。
形やサイズが豊富なので、さまざまな保存食に向いていますね。
出しっ放しにしておいてもおしゃれに見える保存瓶です。
Le Parfait(ル・パルフェ)
こちらはフランス生まれの密閉瓶。
ボーカルジャー、テリーヌジャーなど料理の種類に合わせて作られた瓶は、用途に合わせてジャストサイズになっています。
シンプルなデザインはどんなインテリアにも馴染みます。
飽きが来ない末永く使える、まさに一生物のアイテムですね。
KILNER(キルナー)
キルナーはイギリスのキッチン用品のメーカーです。
おしゃれなデザインに加え機能性の高さが人気です。
スタンダードな「クリップトップジャー」、ゴールドのフタの「プリザーブジャー」などいろいろな種類があります。
ブランドで統一していればインテリアを乱すことはありません。
食材に合わせて瓶を選ぶのも楽しみの一つですね。
Ball mason jars(バル社 メイソンジャー)
インスタなどでも流行した、メイソンジャー。
おしゃれなだけでなくしっかりと保存にも向いています。
グラスやサラダジャーとしても使えるので、たくさん揃えておきたいですね。
セラーメイト
これはセラーメイトという名前だったんだ!と初めて知る人も多いのでは?
中身がよく見える透明ガラスは、食材の状態を確認しやすいので保存食にぴったり!
シンプルで使い勝手の良いデザインは飽きがこず、長く使える品です。
BormioliRocco(ボルミオリ ロッコ)
イタリア製のガラスメーカー、ボルミオリロッコは上品なデザインが人気です。
デザイン性の高いガラスは上品なインテリアやシンプルなインテリアにも映えます。
保存瓶としての機能も、老舗ならでは。
KINTO(キントー)
日本ノキッチンアイテムメーカー。
シンプルで、どこか暖かみのあるデザインが人気です。
デザインだけでなく、密閉性も大満足。
スタッキングもできるのが保存食作りにおすすめのポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
どんな食材でも、腐らすことなく保存する方法をご紹介しました。
どれも昔ながらの知恵で、余計な添加物を使わないので安心して食べられますね。
張り切って大量の食材を保存食にしようと思わないで、まずは冷蔵庫にあまった使う予定のない食材から始めてみましょう。
意外に簡単にできて、素材の味がギュッと凝縮された絶品の保存食になります。
それとも、可愛い瓶から集めてみませんか?
保存に特化した瓶はおしゃれな物がたくさんあって、ただ並べているだけじゃもったいない!
保存食を作って作品を展示するように並べれば、今日はどれを使おうか、次はなにを作ろうかわくわくしてきますね!
ぜひ1度保存食にチャレンジしてみて下さい!
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