Appleから新発売となる、捜し物に適した小型デバイス「Airtag」が話題です。
財布や鍵などにつけておけば、どこに置いたかわからなくなったり、どこかに置き忘れた場合もその位置を正確に探し出すことができる「見つける天才」です。
サイズも直径3センチほどのコイン型なので、ちょっとしたものにも付けられて便利。
しかし、そこで不安なのが
えっ、これこっそりカバンとかに入れられたらストーキングされまくりじゃない?
盗まれてタグポイされたら終わりじゃない?
と言うこと。
もちろん、そういったトラブルへの対策も考えられているようです。
今回はAirtagのストーカーからの悪用防止機能や対策、盗難防止策をご紹介します。
しっかりと機能や使い方を知っておくととても便利に使えるアイテムなので、怖がる必要はないかもしれません。
関連記事
Airtagはストーカーに悪用される?危険性と対策は?
Airtagは小さなコイン型のデバイスで、同期したiPhone等からAirtagの在り処をかなり正確に特定することができます。
つまり、ストーカーがこっそりカバンに忍び込ませたり、車や自転車などの持ち物の見えないところに装着すると、あなたの居場所が筒抜けになってしまう可能性があります。
使い方を変えればパートナーの浮気調査にも使用できそうですが…
見ず知らずの第三者に居場所を常に知られてしまうのは恐いですね。
Appleではこうした自体の防止として、「持ち物のセーフティ通知」機能を搭載しています。
この機能をオンにしておけば、あなたの知らないAirtagがずっと近くにある場合、それを検知してアラートを表示してくれます。
Something I hadn’t considered before: new beta includes a Item Safety setting in Find My. This is how Apple is trying to prevent ‘stalking’ with AirTags. If someone secretly hides a tag in your possessions, your phone will notice and warn you about it. pic.twitter.com/NVJyAZlthw
— Benjamin Mayo (@bzamayo) March 4, 2021
アラートの日本語訳
未知のアイテムの所有者はあなたの場所を見ることができ、未知のアイテムがあなたと一緒に移動しているのが見つかったときに通知を受け取ることはもうありません。
例えば、一緒にでかけた友人がAirtagを持っている場合は持ち主の友人がそばにいる限りこのアラートは表示されません。
あなたの知らない、第三者のAirtagが側にある場合にこのアラートが機能します。
友人や家族と第三者(ストーカー)の線引をしてくれるなんて、とても優秀ですね。
また、場合によっては このアイテムであなたが危険に晒されていると感じた場合は、地域の法執行機関に連絡してください と通知されることもあるようで「ストーカーにつけられてるんじゃない?」と警告してくれます。
ひとまずストーカーの便利アイテムになることは防げそうですが、上記の機能はiOS 14.5以降に対応します。
それ以前のバージョンでは対応していない可能性もあるので注意が必要です。
また、そもそもあなたがiPhoneユーザーでなくAndroidユーザーだった場合は、Airtagを忍ばせられるとそれを見つけない限り位置情報が漏れてしまう可能性もありますね。
Airtagが盗難されたらどうする?盗難防止方法は?
エアタグはキーリングやチャームなどで持ち物に装着することができます。
小型で耐水機能もあるので、自転車などに装着するのも良いですね。
ただ、Airtagを装着した持ち物が盗難に合ってしまい、Airtagのみ取り外されてしまったら…
盗難成功となってしまうのでしょうか。
AirTagは盗難後の追跡に早く立つだろうが、盗難自体を防止する効果は皆無だろうな。
AirTagが見える位置にあれば外すか壊すかして盗まれるし、見えない位置なら気づかず盗まれるだけだ。
やはり1番の効果は紛失対策だな。— 間王@新米ライダー (@maohsama) April 21, 2021
Airtagは盗難後の追跡や捜索・探す・見つけるに特化しているので、盗難自体を防ぐことは難しそうです。
ただし、バイクや自転車、車などは第三者には見つけにくいところや外しにくい箇所に装着しておくと万が一盗難されても追跡が可能となり手元に戻る可能性も高くなりますね。
AirTag世の中の全てのiOS機器が検索レーダーとして動いてくれてバッテリーが一年もつとなれば自転車やバイク用の盗難追跡装置として積んどくっていうのは全然ありわね
— roxy (@roxel_roxy) April 21, 2021
例えば高額な機材などを持ち運ぶ必要のある人にとっても安心材料になるアイテムです。
AirTagみたいな社外品結構ありましたけど、純正であるのはありがたい。iPhone使ってるバンドマンは機材バッグに入れとけばもしもの盗難時に役に立ちそうですね?
— Loose Cannon Lounge (@LooseCannonLNGE) April 20, 2021
これまでのAirtag同様の機能を持ったスマートタグでは、電波の届かないようなところに忍ばせると探し出せなくなることが多々あったようです。
Airtagは近くにiPhoneが通りがかれば位置情報を取得することができるので、Airtagがかなり遠くに行ってしまった場合も探し出すことが可能になります。
Airtagを隠すように装着できたら盗難防止用としてかなり効果を発揮するのではないでしょうか。
財布や鍵など隠して装着することが不可能なものに関しては、そもそもの盗難を防ぐことは難しそうです。
Airtagは購入時に無料で刻印をオーダーできます。
例えば電車やカフェ、ジムなどでAirtagをつけた財布を置き忘れた場合持ち去るのを躊躇してしまうような刻印があれば、多少は盗難防止になるでしょうか。
AirTag盗難防止のためにどんな刻印がいいのか考えてみた #AppleEvent https://t.co/97KOYnMtPG
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) April 20, 2021
SNSで話題となっていたのは
- FBI
- CIA
など…こんな刻印がされていたら「FBIの認証バッジ?!」と盗難を躊躇ってくれるかも知れません。
刻印できるのは絵文字含めて4文字までなので、名前以外にも効果的な刻印を考えてみると良いですね。
まとめ
今回はAirtagのストーカーからの悪用防止機能や対策、盗難防止策をご紹介しました。
ストーカーの悪用には今後も対策や注意が必要となりますが、今後もセキュリティ面に関してアップデートを期待します。
盗難防止については、そもそもの盗難を防ぐことは難しく、盗難後の追跡には非常に優秀そうです。
バイクや自転車などには第三者にわからないところに忍ばせておくと十分な効果を期待できそうです。
財布や鍵などは、盗難防止には効果が薄れそうです。
ただし家の中での行方不明や「ポケットに入れたまま1時間も探し回った」なんて凡ミスは防げるので、いくらでも有効な使い方ができそうですね。
関連記事
コメント