みなさんこんにちは!
入園式や入学式でスーツを着た際に、胸元にコサージュをつけるのが定番のコーディネートでしょう。
しかしいざ合わせてみると、
- 何だかバランスが悪い?
- スーツの色と合ってない?
- 左右のどちらにつけるのが正解?
- どのくらいの大きさを選ぶべき?
- 相応しくない素材がある?
- そもそもコサージュって着けるべき?
と、さまざまな不安や疑問があると思います。
今回はマナーに沿ったコサージュの付け方から、おしゃれに見える付け方などを細かく解説していきます。
コサージュは必ず付けなければいけない?
コサージュは昔、フランスの女性がお祝いの席に出席する際に祝辞の意味を込めて胸元に生花を挿したのがはじまりと言われています。
日本では昔からブラックフォーマルをお祝いの席でも着用するのがマナーでした。
しかしブラックフォーマルは喪を意味することが印象的だったので、胸元に華を飾り慶事と弔事を差別化したことがコサージュの由来です。
最近では入園式や入学式にはカラースーツやママスーツと言われる、淡い色のスーツを着ることが多くなりましたね。
華やかな席でコサージュを付ける文化だけがそのまま残っているのでしょう。
ですので、華やかな明るい色のスーツなどを着る場合にはコサージュは必ずしもつけなければいけないというわけではありません。
入園式や入学式に正装(ブラックフォーマル)を着用する場合は、弔事との差をつけるためにコサージュはつけなければいけないでしょう。
コサージュをつける位置
コサージュは一般的に胸元に付けるものですが、胸元のどこにつければ見栄えが良いのか解説していきます。
付ける位置には厳格には決まりはありません。
左右のどちらにつけても構いませんが、左に付ける方が良いとされています。
人間の視覚は右側に向けられやすいと言われています。
ですので左側に付けるとそちらにも視線が向けられ、結果的に全体的にバランス良く見えると言うわけです。
次にコサージュを付ける高さですが、鎖骨あたりがオススメ。
鎖骨よりも下側に付けると、胸の膨らみによってコサージュが下を向いてしまい、残念な印象に。
鎖骨って結構高い位置にあるけど・・・と不安に思いますが、顔により近い位置につけることで、顔の印象がパッと華やかになるのです。
見る人の視線も身体全体の上側に集中することで、スタイルの良い印象にもなります。
そして顔と胸の間の隙間に付けることで、全体のバランスを整えスッキリとしたスタイルになります。
ジャケットが襟付きの場合は襟部分に、ノーカラージャケットの場合はネックラインに沿った鎖骨に近い部分でつけましょう。
この位置をばっちり決めることで、派手かな?と思いがちな大ぶりのコサージュも重たくならずおしゃれなコーディネートに仕上がります。
コサージュの大きさ
お店のディスプレイをみると、コサージュには様々な大きさがあり迷ってしまいます。
合わせるジャケットの種類によっても選ぶべきコサージュの大きさは変わってきます。
ここでの説明ではコサージュの大きさを大(10センチ程度)、中(8センチ程度)、小(5センチ程度)と表記します。
襟付きジャケットの場合
襟のデザインや存在感があるので、中程度の大きさのコサージュがオススメです。
パールやレース、複数の花があしらわれたデザイン性のある物がおしゃれです。
ノーカラージャケットの場合
スッキリとしたシンプルなデザインのノーカラージャケット。
コサージュはあまり装飾のされていない一輪タイプのコサージュが上品です。
大きさは大を選ぶとバランスが良いでしょう。
胸元がスッキリとしている所に、存在感のある大きめのコサージュがおしゃれに見えるコツです。
ペプラム付きジャケット
ジャケットの腰部分が切り替えられてデザイン性のあるジャケットには小~中程度のコサージュがオススメです。
小ぶりで清楚な印象のものを選ぶと良いでしょう。
パンツスーツの場合
パンツを履くと、スカートを履いた場合に比べて視線が下にもいきやすくなります。
コサージュを付けることで上側に視線がいくようにし、脚長効果を期待しましょう。
大きさは小~中くらいのコサージュを選びましょう。
シンプルなデザインのものを選ぶと、上品でかっこいい印象のコーディネートになります。
グリーンの入ったブーケタイプのコサージュがおしゃれでオススメです。
コサージュの選び方
コサージュは様々な素材で作られていますが、入園式や入学式には不向きな物もあります。
デニムなどの綿素材、目の粗い麻素材はカジュアル過ぎる印象になるので避けましょう。
ニットやベルベットなどの暖かみのある素材は冬を感じさせ、春の入園式や入学式には違和感があります。
ファーや革製品は、お祝いの席には不向きな素材でマナー違反となりますので注意が必要です。
入園式や入学式には、サテンやオーガンジー、シフォン生地などで作られた上品な光沢のあるものや透け感のある素材のコサージュを選びましょう。
光沢や透け感のある生地は、春のさわやかな季節にぴったりの素材です。
デザイン性よりも、季節感を意識した装いをすることがマナーに沿った服装と言えます。
どんなおしゃれな装いをしていても、マナーに反していればおしゃれとは言えませんよね。
また、ビジューなどのキラキラした装飾はナイトフォーマルを連想させるので、やり過ぎには注意です。
ほどほどの装飾にしましょう。
入園式や入学式にはパールのアクセサリーや装飾がオススメです。
コサージュの色
入園式や入学式には淡い色のスーツを選ぶことが多いでしょう。
それに合わせるコサージュも、ベージュやクリーム、薄いピンクや薄いオレンジなどの淡い色を選びましょう。
大きなコサージュほど、薄い色を選ぶとバランスが良いです。
また自分の肌の色を参考に、コサージュを選ぶのも良いでしょう。
肌の色がイエローベースの方には、オレンジや、クリームなどの黄みや赤みのある色がオススメです。
ブラウンやグリーンなど、アースカラーの差し色もよく似合います。
肌の色がブルーベースの方には、薄いブルーやグレーなどが似合います。
ピンクなどでも、少しブルーがかった物やグレイッシュなものがオススメです。
寒色系の色や紫などを選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?
スーツもコサージュも用意したけれど、なんだか老けて見える・・・おしゃれに見えない・・・としっくりこない方。
今回紹介したポイントをおさえてコサージュを付けてみて下さい。
付ける位置を変えるだけで、一気にスタイルアップして見えますよ!
また、まだコサージュを用意していないと言う方は、素材や色にも注意して選んでみましょう。
コサージュを付けてみて似合わない、ダサいと感じる方はコサージュ選びが間違っている可能性もあります。
入園式や入学式でのスーツ+コサージュのスタイルは、定番でコンサバなファッションです。
コサージュを付けることは流行遅れやダサいというのは間違いで、合わせ方や付ける位置などが最適でないためにダサく見えてしまうのです。
自分に合う色やバランス良く見える位置を研究し、入園式や入学式で垢抜けたスタイルに仕上げましょう!
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