7月5日に投開票が行われる東京都知事選挙に立候補した、宇都宮健児氏。
現小池百合子都知事の再当選をもっとも脅かす存在として注目を集めています。
今回は、東京都知事選挙に立候補した宇都宮健児氏について
- 宇都宮健児氏のプロフィール・経歴まとめ
- 宇都宮健児氏東京都知事選挙における政策・公約まとめ
- 宇都宮健児氏の弁護士としての経歴・評判
- 韓国擁護発言の裏側、思想について
まとめました。
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選挙の際の参考にしてください。
宇都宮健児氏のプロフィール・経歴まとめ
- 生年月日:1946年12月1日
- 出身:愛媛県
- 職業:弁護士
- 経歴:元日本弁護士連合会会長
- 学歴:東京大学法学部中退
- 公式HP:希望のまち東京をつくる会 宇都宮けんじ公式サイト
- SNS:Twitter
弁護士として活躍中の宇都宮健児氏は、愛媛県の出身ですが幼少期に家族で熊本に移り住みます。
小学校高学年のころ、同じく熊本県内の親戚の家に預けられ学生時代はそこで育ちます。
中学生の頃から大学まで卓球部に所属していたそう。
学歴
熊本県立熊本高校を卒業し、東京大学法学部に進学します。
駒場寮で生活しながら、弁護士を目指し勉強。
1968年には司法試験に合格します。このころ大学2~3年生ですから、優秀な生徒だったのでしょう。
司法試験に合格すると、大学を中退してしまいます。
貧しい実家を助けるためだったそう。
そのため、宇都宮健児氏の最終学歴は東京大学中退となっています。
職歴
大学を中退した宇都宮健児氏は、さっそく司法修習生となります。
そして1971年には東京弁護士会へ弁護士登録を果たします。
同級生がやっと司法試験合格や司法修習をはじめるころには、宇都宮健児氏はもう弁護士として働き始めたのです。
- 岡安法律事務所
- 砂糖法律事務所
を経て、1983年 宇都宮健児法律事務所を開設します。(後に東京市民法律事務所となります。)
その後は弁護士として活躍しながら、さまざまな肩書きを手に入れます。
- 日本弁護士連合会会長
- 週刊金曜日編集委員
- 全国ヤミ金融対策会議代表幹事
- オウム真理教犯罪被害者支援機構理事長
- 反貧困ネットワーク代表
- 年越し派遣村名誉村長
などさまざまな肩書きがあります。
そして、2012年・2014年に東京都知事選挙に出馬していますが、落選。
2013年の東京都知事選挙では、桝添氏に続く2位での落選となり、惜しい結果となっています。
2016年の東京都知事選へは立候補を表明したものの、直前で立候補を見送りとなっています。
そして2020年東京都知事選が4度目の東京都知事選挙への挑戦と言えます。
これまでの肩書きや、前回の選挙での得票数の数、立憲民主党・日本共産党・社会民主党が宇都宮健児氏を支援するとしており、これらのことから小池都知事のポジションを脅かす存在と言われています。
宇都宮健児氏東京都知事選挙における政策・公約まとめ
宇都宮健児氏は緊急の3課題と重視する8課題を記者会見にて政策として発表されています。
緊急の3課題
- 新型コロナウイルス感染症から都民の命を守る医療体制の充実と自粛・休業要請等に対する補償の徹底
- 都立・公社病院の独立行政法人化を中止すると共に、これまで以上に充実強化を図る
- カジノ誘致計画は中止する
重視する8課題
- 学校給食の完全無償化~子供の貧困をなくす
- 東京都立大学の授業料の半額化・無償化
- 都営住宅の新規建設・家賃補助制度・公的保証人制度の導入・原発事故避難者に対する住宅支援
- 公契約条例の制定、非正規労働者を偉減らし正規労働者を増やす
- 災害対策強化
- 道路政策を見直す
- 羽田空港新ルート低空飛行の実施に反対する
- 温暖化対策を抜本的に強化・都市農業を守る
宇都宮健児氏の政策は、さまざまな方面に対して万遍なく、という印象がありますね。弁護士としての経験や知識を活かし、現在の東京の隙や穴を埋めていくような、そんな政策なのかなと感じました。
宇都宮健児氏の弁護士としての経歴・評判
宇都宮健児氏は長年弁護士として活躍されており、たくさんの経歴・実績をお持ちです。
多重債務問題、消費者金融の問題を専門的に扱っており、例えばラジオやWEB広告などで「過払い金が戻ってきますよ~」というような文言を聞いたことがあるでしょうか。
現在ではメインで扱う弁護士事務所も多いですが、このような「消費者金融の債務整理」という業務を開拓したのは宇都宮健児氏ら、1990年代の弁護士なのです。
また、人々の記憶に濃く残る「オウム真理教」の事件、「オウム真理教犯罪被害者支援機構」でも宇都宮健児氏は理事を務めていました。
被害者に寄り添い、被害者救済の為に死に物狂いの闘いは印象に残っている方も多いでしょう。
若い方は幼かった故にあまり印象に残って居ないかもしれませんが、多重債務者や凶悪犯罪被害者、貧困に苦しむ人々など、
一貫して弱者の為に闘うのが宇都宮健児氏のスタイルです。
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韓国擁護発言の裏側、思想について
日本と韓国の間で根深く残っている「慰安婦・徴用工問題」に関して、
- 日本政府が韓国に対し輸出規制をしたことを報復的だと指摘したり
- 新日鉄住金や三菱重工などの日本企業が、韓国最高裁の判決を受け入れ謝罪と賠償をすべきと発言したり
国際的な問題にも果敢に発言されています。
これらの言動に、中には「韓国の肩持つのかよ!」「日本人が反日発言しちゃマズい!」などと思った方も多いでしょう。
ですが宇都宮健児氏は、2019年に開催された韓日共同シンポジウムにて、
強制徴用被害者問題を政治的問題として取り上げるのではなく、人権問題として、被害者達の訴訟に真摯に対応しなければならない。
と述べています。
政治的な立場でなく、この件でもまた弱者の為にを貫いているのです。
確かに、国際問題や政治的なこと抜きに考えると、年月は過ぎたとは言え「被害者」を救うための言動と言えますね。
まとめ
今回は2020東京都知事選挙に立候補した宇都宮健児氏について
- プロフィールなど経歴まとめ
- 政策・公約まとめ
- 弁護士としての実績や評判
- 韓国擁護発言の裏側
についてまとめました。
是非選挙の際の参考にしてください。
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