暑い夏が終わり、衣替えの季節がやってきました。
昼間の陽が差す時間は暖かい・・というかむしろ汗ばむこともあるけれど、日が暮れると急に寒くなりますね。
私もつい先日、冬用の掛け布団を大慌てで出しました。
こんな時期に、子供には服や肌着を何枚着せますか?
肌着は長袖?半袖?
寒い暑いをよく分かっていない子供、まだおしゃべりが上手じゃない子、気がついたらめちゃくちゃ汗をかいていたり、ブルブル震えていたり・・・。
中途半端な季節、ほかのママたちはどんな基準で子供に服を着せているのでしょうか?
リアルなママの声を集めてみました!
子供は暑がり?目安は大人より一枚薄着?
よく、子供は大人よりも体温が高いから、大人よりも一枚薄着がちょうどいいと聞きますね。
健診などで保健師さんにこうアドバイスされたこともあるのでは?
この言葉の真意は少し違っていて、子供に重ね着をさせる場合は体温調整の発達に合わせて選んであげることがポイントです。
ねんね時期の赤ちゃんは自分で体温調整する機能が未熟なため、大人よりも肌着一枚多めがちょうど良いです。
布団をかけてぐっすり眠ったり、抱っこしておっぱい飲んだ後なんかはうっすら汗をかいていますね。
そういう時は、一番下の汗で濡れた肌着だけ着替えさせてあげましょう。
ハイハイやよちよち歩きを始めた1歳前後は大人と同じくらいの服装でOKです。
これもまた、汗をかいたらこまめに着替えさせてあげてください。
2歳を過ぎて活発に動き回りだしたら、大人より一枚薄着です。
走り回ってより汗をかきやすくなっているので、肌着は多めに用意した方が良いですね。
薄着の子は風邪引かない?
うちの子は年中半袖だけど、風邪ひとつひかないよ~!なんて元気な子、幼稚園や保育園にひとりはいますよね。
私の幼い頃にも、クラスに一人はいました。
一年中半袖短パンの子・・・・。
ほんとにそういう子に限ってものすごく活発で元気なんですよね。皆勤賞でした。
さて、このことにちゃんとした根拠ってあるんでしょうか?
薄着で風邪を引かないの反対は、厚着していると風邪を引きやすいですね。
これは、厚着をして温かすぎると汗をかきやすくなり、服の中で汗が冷えて風邪の原因になるのです。
薄着でいることは外気の温度の変化に身体が対応するように鍛えられ、自律神経の発達に繋がります。
つまり、薄着だから風邪をひかないよ!ってことではなく、厚着してるとかいた汗が冷えちゃって、風邪引いちゃうよ!ってことなんですね。
羽織り物を上手に活用しよう
そうすると薄着だったら良いのねってひとくくりにしちゃうと、それもまた間違いです。
上手に重ね着をさせてあげなければ、ほんとに子供がただ寒いだけになってしまいます。
寒いときにただの薄着をさせていれば、子供の体内でそれに慣れようとかえって余計に体力を使ってしまい、食事や睡眠などの生活リズムに悪影響になってしまうことも。
子供には遊ぶことで体力を付け、それによってご飯をいっぱい食べて・・・という、心身の成長によい影響を与えたいですね。
秋や春など、暑い日があったり寒い日があったり、変化が激しい季節にはカーディガンやパーカーなどの羽織り物が活躍します。
薄手の肌着にTシャツ、これを基本に
- 風が吹いて寒い日には薄手のウインドブレーカー等。
- 一日中お外で過ごす場合は日中は半袖で遊べるけど、日が暮れて涼しくなったらパーカーを羽織るなど。
- 山など涼しいアウトドアで遊ぶときは羽織り物を着せて、身体が温まってきたら脱ぐなど。
簡単に脱ぎ着できる前開きの服があるととっても便利です!
真冬でなければ長袖の薄手が一枚あれば十分寒さを防ぎますし、遊びの邪魔にもなりません。
いきなり厚手の上着は体温調整が難しくなるので、薄手の動きやすい物を選びましょう。
機能性肌着はどう?
ユニクロや西松屋、イオンブランドなど大手メーカーから保温性や通気性など機能に優れたインナーが続々発売されていますね。
ママやパパも、ユニクロのヒートテックは手放せない!なんて人は多いのでは?
前述で子供の体温調節や薄着の話をしましたが、保温機能のついた肌着はどうでしょうか?
保温に優れていると言うことは、身体からの熱を逃がしにくいと言うこと。
少し身体を動かしただけで汗をかいてしまう子供にとっては、余計に体温調整しにくい環境になりかねません。
ピタッとしたサイズ感の機能性肌着は汗で濡れた肌着で身体を冷やしてしまったりすることも。
しかしポイントを押さえて着せてあげれば、機能性肌着のメリットを十分に感じられるでしょう。
機能性肌着を着るときのポイント
保温性のある肌着を着るときは、前述よりさらに薄着にするようにしましょう。
肌着とTシャツ一枚で十分冬空の下で走り回れます。
保温性肌着は子供が寒い日でも外で元気に走り回れるようにというメリットがあります。
寒いからとこの肌着の上にシャツも着てニットも着てジャンパー着て・・・
モコモコして動きづらいことこの上ないですね。
長袖か半袖か迷ったら、半袖を買っておくと長い期間使えます。
より動きやすく、汗のかきすぎも押さえられます。
長袖で身体を全て覆ってしまうよりも体温調整がしやすくなります。
素材にも注意
保温機能のある肌着は主に化学繊維で作られています。
肌が弱いあかちゃんや、敏感肌の子、アレルギー体質のお子さんはもしかしたら肌にかゆみを感じたりアレルギー反応を起こしてしまう子もいるかも知れません。
そういうお子さんには綿100%のものを選んであげましょう。
絶対的に保温性肌着を身につけた方が良いということはありませんので、うちの子肌弱いんだよな~と感じていたら、保温性よりも素材に注視した肌着を選んであげると良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
振り返ってみると、うちの子、着せすぎだったな・・・と思ったママも多いのでは?
子供は風の子と言うように、暖かい格好してじっとしているよりも、薄着でお外を走り回る方がずっと健康的なんですね。
まだおしゃべりが上手でないお子さんも然りですが、この子寒くないのかな?と心配になったら直接身体に触れてみてください。
まず手足が冷えているかどうか。
寒い割に薄着していても、手足が冷えていなければ大丈夫。
脇の下や背中が冷えているかどうか。
手足が冷えていても、身体の中が冷えていなければ、自分の力で体温調整ができる段階なので大丈夫。
背中など身体が冷えているときは着ている物を調節してあげましょう。
その後動いたり、暖かい場所に移動したりするようであれば、その都度暑くなりすぎていないかみてあげてくださいね。
また、お外遊びの時はこまめに汗をかいていないかチェックしてみましょう。
服の中に手を入れてみて、湿っているようであれば汗をかいている証拠。
そのままにしておくと身体を冷やしてしまい、風邪を引いてしまいます。
着替えるのは汗で濡れてしまった肌着だけでよいので、普通の洋服より多めに準備しておくといいですね。
また、メッシュ素材のものは通気性がよく、よく汗をかく子供にぴったりの素材です。
この冬肌着を買い替えようと検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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